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ジスロマックの小児用の効果と副作用

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ジスロマックはファイザー株式会社によって製造販売されている15員環のマクロライド系抗生物質です。
他のマクロライド系抗生物質にはクラリスロマイシンやエリスロマイシンなどがあるがこれらは代謝酵素CYP3A4の競合による薬物間相互作用が問題となるが、ジスロマックに関してはほとんどそのような心配は要りません。
また、体内貯留性が高いことが特徴で、一般的に3日間連続服用すると効果が1週間持続し、ジスロマックSRという製剤では1回の服用で1週間効果が持続するため、飲み忘れなどノンコンプライアンスの問題を低減できるのが利点です。

日本においては小児用製剤としてジスロマック細粒小児用10%とジスロマックカプセル100mgが製造販売されています。
体重10kgあたり、100mgを服用するので、体重10kgでジスロマック細粒小児用10%は1回に1g、ジスロマックカプセル小児用100mgは1回に1カプセルを服用することとなります。

これらの副作用で最も有名なものとして下痢が挙げられます。
これはジスロマックが腸内細菌にも効果を示してしまうため、腸内細菌叢が崩れ、下痢が引き起こされます。
この場合にはビオフェルミンRを服用すると、腸内細菌が補充され、症状が改善します。

また下痢だけでなく、重大な副作用としてQT延長が挙げられます。
QT延長とは心電図上のQ波とT波の間隔が空いてしまうことを指しますが、この状態が続くと、心室細動を引き起こし、死の危険性も出てきます。
アメリカにおいてはFDAがこのQT延長を誘発する副作用に関しては警告が出され注意喚起がなされています。
ただ副作用の頻度を見ると、下痢と比較して圧倒的に頻度は少ない副作用です。

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